当館では3回目となる秋山庄太郎展、開催中です。
今回は、初めて出版した写真集『翳』等貴重な初期作品から、おなじみの「女優ポートレート」、文士、画家達の肖像、ライフワークである「花」シリーズなど、秋山芸術はもとより82年の生涯にも触れうる充実の内容で構成しております。
作品を通して、一人の人間の生き様にも触れうることが出来る回顧展。
自分自身の心とタイアップして作品鑑賞できること・・・これが何よりの「醍醐味」です。
「つらいことがあっても、面白がっちゃえばいい。これが私の人生のメロディーである」
とは、秋山庄太郎の人生哲学、ですが、こんな風に思って生きることが出来るのは、なかなか難しいかもしれません。
でも、どんな人にもつらいこと、苦しいことがあるんだ・・・それを乗り越える力が人間には備わっているんだ・・・
不惑40歳にして、自分はどんなアクションを起こすべきか・・・
秋山作品と対峙しながら来し方行く末に思いを巡らせ、岐路に立っている自分をあらためて実感しています。
「人生の余白は充分にある・・・」
秋山庄太郎先生のようなそんな心持ちで一歩を踏み出すことが果たしてできるだろうか、そうでありたい・・・・そんな思いで秋山庄太郎展のただ中に今居るのでした!
皆さんなりの秋山庄太郎展を感じ取って頂けたなら、幸いです。
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