パレットと絵画展、いよいよ終了まで1週間となりました。
お天気のいい日が続くこの頃は、
当館の裏にある芝生の上で、お弁当を広げる姿もちらほら。
子どもの元気な声も聞こえてきます。
今回の展覧会、様々な作品とともに、
その画家が『実際に使っていたパレット』が対になるように展示されています。
『実際に使っていた』というところが私にとってはかなり魅力的…
小学生の頃、
パレットにどういう順番で絵の具をしぼるかよく悩んでいました。
悩んだ末に、絵の具の箱に描いてある通りの順番で並べてしまうのです。
しかし、使う色はやはり限られてくるもので…
そういう意味で、画家のパレットは非常に興味深いのです。
自分の作品を描くうちに自然と厳選された色が、
最も使いやすい配列でしぼられている。
絵画を前にパレットに絵の具をしぼる様子が浮かんできます。
ここの表現には、きっとこれとこれとこれが混ざっているのかな…
などと、子どものようにパレットをいつまでも眺めています。
終了まで1週間、皆様、ぜひお出かけ下さい!