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「パレットと絵画展」会期半ば!レポート

2011.6.3 18:02

6月に入りました。衣替えの季節ですね。

とは言いながら、冷え込みにはまだまだ充分注意する必要がありそうです。

例年ですと当館ではこの時期冷暖房の切替を行っていますが、もうしばらく待っても良さそうな「寒さ」を感じるこの頃です。

自然界でもそんな天候の不順を察知してかどうか・・・スズメさんたちの子育ても例年より遅め。

なぜスズメか・・・と言うと、美術館入口から隣の物産館まで続く雨よけのアーチに、毎年巣をつくり、ここで子育てをするスズメの家族がいるんです。

今年は親鳥を待つ雛スズメちゃんの鳴き声が、つい最近になってようやく聞こえ始めました。親スズメさんもせっせと餌を運んでいます。元気に巣立ってほしいものですね。

そして、このような「生」の喜びを身近に感じることの出来る幸せを、あらためて実感しています。

さて、「パレットと絵画展」も会期半分をすぎました。

半分を過ぎてなお私の心を悩ます注目の作品は、渡邊榮一先生の作品。

渡邊榮一先生の作品

渡邊榮一先生の作品

展示作業をするため先生自らお出掛けになり、会場の雰囲気を感じながら、その場で作品を選んでおられました。

出したり、引っ込めたり、並べ替えたり。。。

「生と死」「天界と地界」「過去と未来」「自然と人間」・・・

さまざまな言葉が頭をぐるぐる、そんな取り留めもない空想にふけることの出来る作品。

「パレット」と題されたこの作品群は、「私の頭の中」なのだと言います。

頭の中って「銀河系」なんだと思う。。。沢山の天体が集まって構成されている。

どんな星かなんて解明されていないもののほうが沢山沢山・・・

わからない。。。けれど、なんだか楽しい!そんな作品です。

皆さんならではの感性で、ぜひ読み解いていってほしい作品です。

展示作業のため来館された渡邊先生とスタッフ(私は映っていません、残念ながら)

展示作業のため来館された渡邊先生とスタッフ(私は映っていません、残念ながら)